美容師のいろいろな働き方 正社員のお給料

仕事のこと
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最近ヤングジャンプが手に入らなくなってきたろびんです(;゚Д゚)

美容師の皆さんは、日々時間に追われ、お昼ご飯もままならず、毎日頑張っていらっしゃることと思います。

今、美容学生で就職先を探してる方、今働いているお店がどうも気に食わない方、いろいろ考えながらこれでいいのか、今のお店で骨をうずめるのか、年齢や職歴も気になる所です。

私は、すぐ辞めたお店を抜くと(私、基本的に合わないと思ったお店はすぐ辞めます。時間の無駄なのでww)今のお店で4店舗目です。

もうここのお店で最後にしようと思っていましたが、いろいろ状況も変わり転職活動中です。

職種は変わりませんが。

それでも、お客様相手の仕事なので、今のお客様たちを手離してしまうのか、今のお店の近くのお店を探すのか、今のお店で我慢するのか、年齢的にもとても悩んでいます。

委託社員でされてる方たちは、インボイスという制度も来年から始まりますし、今の美容師たちがなかなかの窮地に立たされております。

ということで、1度今までの働き方を見直してみようと思いまして、これからの働き方を考えてみたいと思います。

正社員で働く

私は、1・2・3店舗目が正社員で入店して、3店舗目の途中で妊娠しまして、私がその時働いていたお店では産休制度は無く一旦退店してパートで戻りました。

で4店舗目の今のお店は、パートでオープニングスタッフで入店し、正社員になったという経歴です。

2店舗目と3店舗目の間は、派遣社員もやってました。

美容師歴が20年を超えましたが、昔は委託社員、パートというのはあまり一般的ではありませんでした。

どこのお店もだいたい正社員で募集してました。

ここで注意点は、正社員だからといって一般企業のような福利厚生がある美容室はほとんど無いに等しかったです。

それは、株式会社ではないから。

正社員と言いつつ、厚生年金や社会保険(社会保険に関しては、今でもあまり普及していない)雇用保険もあるところと無いところがありました。

要するに、会社(ここでいう美容室)は、会社側の半分持ちの保障は何もしてこなかったということです。

正社員と言いつつ、国民年金と国民健康保険とい、う保障が少なくなおかつ支払いは多いという変な仕組みになっています。

しかも美容師って、ほとんどの人が他の職種に就いたことが無いので、これが当たり前と思ってる。

私は20代半ばで一度一般企業でOLさんをしたので、その時に厚生年金や社会保険の仕組みを知りました。

でも、今の若い皆さんは、福利厚生というのをよく知ってらっしゃる。

大学生で就活するには、そのへんも大事ですからね。

なので、美容師はだんだん人気の無い職業になっていってると思われますww

正社員も昔より良くなってきた

でも今は、株式会社になる美容室も増えてきました

私が今働いてるお店でも、2~3年前に株式会社になったので、厚生年金、雇用保険、有給も取れるようになりました。

ただ、社会保険は阪神間では微妙です。

美容師専用の整容国民健康保険組合があるのですが、このへんでは大阪府内か神戸市内でお店があるか、住んでいるかのどちらか。

それ以外は、国民健康保険になりますので、この国民健康保険がバカ高い!

なのでみんな、委託社員という形が増えてきたんですね。

うちの店でも、美容室が3店舗あるんですが、3店舗で私含めて社員2人ですからね(笑)

福利厚生費も微々たるもんかと。

お店側も社員を増やす気はあまり無さそうです。

オーナー様たちも、いかに出費を抑えるか、いかに自分のお店の都合のいいように働き手を確保するか、そこに躍起になってます(笑)

そんなことすると、働き手が逃げていくだけなんですけどね。

そのことには気づいていらっしゃらないのかと。

でも、探せば良いオーナー様と出会えるかもしれないので、なんとも言い難いですが。

基本、私も含めて美容師は変わってる人が多いので、あまり期待しない方がいいかもww

個人経営の所は難しい

とは言え、まだまだ美容室の数はとても多い。

どこの駅前でも、たくさんの美容室が並んでいます。

そしてその中には、個人経営、すなわち株式会社になっていないお店が大多数

そこに福利厚生を求めだすと、たちまち働くところが少なくってしまいます。

その辺は、面接でしっかり確認したいところですね。

雇用保険だけは、なんとか入ってくれるお店もありますし。

ここはもうね、オーナー次第なんですよね(-_-;)

ホントにスタッフのことを思ってくれてるか否か。

最初はスタッフに還元します!って言うてた人が、お金持ったら別人のようにスタッフに還元しなくなるオーナーとか。

あ、それは今のうちの店でしたww

今までの給料明細

私が美容室で働いた時の給料明細をチラ見せ(笑)

結構、昔のまで置いておいたのはナゼだろう( ゚Д゚)

でも、正社員なのに福利厚生が無いのがよくわかりますww

1店舗目

1店舗目は、株式会社だったのでしっかりとした福利厚生があったんですが、なんせ私も20代前半の頃ですし、まだ銀行の金利もジャンジャンくれてた時代。

お金って銀行に入ってるだけで増えるんや!

って思ってました。

今じゃ考えられないですけどww

なーんにも考えずに給料明細をもらい、初任給は手取り9万円!

美容師のアシスタントなんてそんなもんでした(笑)

2店舗目までの間に、下着屋さんで正社員の営業、株式会社でOLさんと働くうちに福利厚生で何がどれぐらいお給料から引かれるのか、わかるようになりました。

でも、また美容師を1からやろう!と決心して、2店舗目に行きつきました。

2店舗目

平成18年は、私、夏フェスに行きたくて、夏フェスって週末か祝日に開催されるでしょ?

この頃は美容師が土日休んだり祝日休むなんて何ごとか!と怒られるし、もし休めば1.5日分お給料から引かれました。

夏フェス行くために、週末2日休んだら3日分給料が減るのです。

そんなアホな!と今では思いますが、この頃はそれが普通。

平成18年の7月いっぱいで辞めて、8月から無職で夏フェス行きまくりました(笑)

ここのお店は個人店で3店舗ありました

3年半ぐらい働いて、副店長(教育係、材料係、経費係等)やってました。

①支給額

ここのお店では基本給は少なめで、手当がいろいろありました。

  • 所定時間外賃金→営業後にレッスンをしたり、アシスタントの子たちに教えたりで、毎月一定料金
  • 技術手当→副店長手当
  • 皆勤→定休日が5日と平日にいつでも1日だけ公休が取れたので、毎月6日公休
  • 歩合給→その月の売上の10%がつきました。
  • 交通費

②控除額

所得税のみ(;゚Д゚)

③手取り額

①ー②で手取りが決まります。

控除額って所得税だけてΣ(゚Д゚)

福利厚生なんて何もありませんでした。

この手取りから、国民年金、国民健康保険、市民税を払ってました。

雇用保険も入れてないので、辞めても失業保険等はもらえません。

3年半しか働いてないし、退職金なんてありません。

今思えば、この頃一人暮らししてたけど、この給料でよくやってたなと思いますww

3店舗目

ここのお店は、オーナーが美容師ではなく、車販売や不動産会社等いろんな会社を経営しているうちの一つが美容室でした。

のちにオーナーは「美容室って儲かると思ったけど、儲かれへんな」って言うてました(笑)

美容室は最高20店舗ぐらい経営してはりましたが、結局どんどん閉店して今では5店舗も無いと思います。

ここのお店で働いてるときに、妊娠して一旦退職してパートで戻りました

そのパートの前の正社員の時の給料明細です。

①支給額

基本給が一定で20万円でした。

このお店は公休が4日だったんですが、定休日が月曜日で、月曜が5回あると欠勤として日割り計算で基本給から引かれます。

完全におかしいんですけど、こうだったんです(笑)

でも、超ヒマな店だったんです。

売上手当等何もつかないのでヤル気も出ないし休めば引かれるので、ただ店に行けばいいだけな感じでした。

交通費は全社員一定額の1万円。

私は1万円もいかなかったので残りは貰えましたが、1万円以上交通費がかかる社員は自腹でした。

②控除額

もはや所得税すらも引かれて無かったので、自分で確定申告していました。

③手取り額

公休の欠勤分だけが引かれた金額です。

①ー②って、②無いやないかい!

ここでも、この手取り額から国民年金、国民健康保険、市民税、所得税を払っていました。

これでも正社員になります。

売上とか一切何も関係なく、アシスタントもいないので、時間が来ればすぐ帰ってました。

休みは無いけど帰りは早いww

なので、スタッフは年齢層高かったですね。

働ける美容室が無くなった人たちが集まってる感じでした。

起業したけど失敗した人とか。

4店舗目

今働いてるお店です。

さすが株式会社!

オーナーの奥さんが全てやってくれてるので、ちょっと間違いがあっても奥さんに連絡してすぐに解決します。

①支給額

基本給に店販手当が10%付くようになりました(^^)

ブログ手当もあったんですが、オーナーから中止してくださいとの事例が( ゚Д゚)

なので、基本給と店販手当と交通費です。

②控除額

ここが完全に今までと違う所です。

厚生年金、健康保険(40歳からは介護保険もプラスされます)、雇用保険、所得税、住民税(市民税)が引かれています。

これが福利厚生

会社員ということです。

③手取り額

①ー②がやっといい感じにできましたww

なんせ母子家庭なもんで、年末調整の控除額がデカいので、所得税や市民税が子供がいない時より少なくなってます。

公休の数じゃなく、1ヶ月22日出勤なので31日ある月は休みが多く、30日の月は1日休みが少ない。

2月は悲惨(笑)

でも、有休があるのです!

しかも、私もうすぐ10年目に突入するので有休がたくさんもらえます。

ただ、やっぱり売上は何の関係も無いので、お客様にあれやこれや全く勧めませんww

いいのか悪いのか?(笑)

美容師の正社員の給料は・・・

もはや、正社員の美容師の給料なんて一般企業に比べたら、かなり少ないですww

ボーナスももらったこと無いし、普通の会社員の方たちみたいに祝日があるわけでもない。

毎月一定です。

でも、結局は自分の楽しいと思えることが仕事になっているのが特権ではないでしょうか。

労働時間は長いし、休みも少ないし、給料も少ない。

でも、自分のやりたい仕事に就けている

これだけで、将来を見据えられるのかどうか。

結局、自分で店を出すのが一番なんですが、私自身は向いてないと思うし。

私の美容学校時代の友人は、もう誰も美容師をしていません。

美容師を続けているのは、前のお店で仲良くなった独身女子2人。

前の前のお店で一緒に働いていた店長は、今や専業主婦

まとめ

何が正解かは誰にもわかりませんが、美容師で正社員で働くということは

  • 休みの数が決まっている
  • 労働時間も決まっている
  • 株式会社で働ければ、福利厚生はバッチリ
  • 残業手当は皆無
  • 店長、副店長など役職がつくことも
  • アシスタントがいればレッスンを見てあげる時間がいる
  • オーナーにによって、大きく違いがある

正社員で働くなら、この辺が考えるところではないでしょうか?

オーナーによって違いがあるのは、正社員も委託社員もパートも同じですね。

派遣だけは、派遣会社を通してるので、お仕事に行った店が気に入らなかったらNGを出せば2度と行くこと無いですが。

自分に合った働き方が見つかりますように。

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