どうも。
若い時は転職しまくってたろびんです(^^)
転職って悪い方にとらえてませんか?
そんなことない!
転職すると、自分には何が向いてるとか、これがやりたかったんだってことが見えてきます。
是非転職していろんなことを経験してほしい。
美容師からOLさんに
私が美容師からOLさんになろう!と思った経緯です。
アシスタント時代
私は美容学校を卒業したので、自動的に美容師になりました。
でも、美容師のアシスタントって営業が終わってからレッスンってのがありまして、自己啓発的にすることもありますし、先輩にお願いして残ってもらい指導してもらったりします。
この営業終わってからってのがミソで、これらはお給料と何の関係もありません。
先輩方もそうです。
残って後輩の指導をしたところで、お給料には反映されません。
私はほとんど毎日レッスンをしてて、夜中1時2時や朝早く7時頃にお店に着いてレッスンしたりとか、早くスタイリストになっていっぱいお給料欲しい!と思ってやってました。
今のアシスタントさん達はこんなことしてないと思いますけど。
だって夜中までエアコンがんがんにかけて電気あかあかとつけて一人で店内にいるんですから、お前電気代払えよ!って話です(笑)
そう考えると昔は寛容でしたなぁ・・・
スタイリストになって
それで、です。
スタイリストになれました。
後輩もいっぱいできました。
私がしてもらったように、私も後輩を指導していました。
ふと、アレ?
美容師って世界最大級にしんどい仕事じゃね?って思ったんです。
その頃お給料は、正社員で歩合制でした。
22~3万円ぐらいやったかなぁ?
美容師は基本的にボーナスなどは無く、毎月のお給料のみになります。
そこに周りの美容師じゃない友達が、ボーナス少なかったぁとか、こないだ残業やってさぁとか言うわけですよ。
え?ボーナスあるだけ良くない?
残業って1時間?
その残業に給料がつくの?
美容師より仕事してる時間短くて、給料もそれなりにあって、しかもボーナスまでもらえて、週休二日でGWもお盆休みも年末年始の休みもあって有給もある?!
24,5歳の時って、なんか隣の芝生は青く見えると言いますか、自分のやってきたことに疑問を持ちがちと言いますか、そんな時期なんですかね。
で
よし!OLになろう!と思ったわけです(笑)
OLさんになる前に
オフィスレディと言えども、いろんな仕事がありますよね。
私は高校が商業科だったので、簿記とかそろばんとかそれなりに資格はあるんですが、それじゃちょっと面白くない。
なんか違う資格を取った方がいいかもと思い、失業保険をもらいながら職業訓練を受けれる職業訓練校に行こう!となりました。
その時ちょうど事務で働いてた友達も仕事を辞めたって言ってたので、2人で行くことにしました。
職業能力開発促進センター
通称ポリテクセンターです。
退職した職場で雇用保険を払っていれば、失業保険をもらいながらこの職業訓練校に通えます。
確か交通費も出ます。
私たちは「機械CAD技術科」に通うことにしました。
ポリテクに入るために、面接と一般常識のテストがあったんですが、全然出来なかったのを覚えてます(笑)
ルートの計算とか全然わからなかったけど2人とも受かりました(^_^)v
CADというのは、設計士さん等が手書きで描いた設計図をパソコンで作図するシステムで、手書きの図面をCADで清書する感じと言えば、想像しやすいでしょうか。
ポリテクで半年ほど通って、CAD利用技術者2級を取得しました。
私、絵心無いけどパソコンでなら描けると思ったんです。
ポリテクセンターはいろんな年齢の人、いろんな職業だった人がいて、先生もすごく親身になって教えてくれたし、良い場所だと思います。
担任?の先生は、最初に私たちを見てヤンキー2人来たって思ったって言うてましたけど(笑)
職業能力開発促進センターはホントにおすすめです。
初めてのリクルートスーツ
いやもう、今まで経験してないことばかりなので、テンション上がりまくってましたね。
美容師の面接にスーツなんて着ないし、職業経歴書なんかも初めて書きました。
すごい!OLや!!って思いました(笑)
OLさんになったら制服なんやろなぁ・・制服着て財布だけ持ってお昼ご飯外に食べに行くんかなぁ・・とか夢見てました(笑)
資格を取ったからと言ってそんなに甘くはない
そりゃそうです。
美容師から設計会社ですもん。
誰が雇うねんって話です。
しかもその頃は、超就職氷河期。
美容師してる頃は、そんなこと全然知らなかった。
大学生の就職活動って大変なんやなぐらいにしか思ってませんでした。
面接を受ける会社はポリテクの先生に相談したりして、ポリテクの過程が終了してからも、何度も相談に行きました。
面接に行くと、「実務経験ないと無理やねぇ」とか
「美容師さんって遅刻するでしょ?」とか・・
は?美容師への偏見すごすぎひん?
あまりに失礼なことを言われると、私も20代半ばだったし社会人経験もあったので、途中で「履歴書返してもらえます?」って言って帰ったこともありました(笑)
でも、その何十件か面接を受けた中に、良く思ってくれた会社が2,3件ありまして、採用不採用の決定はその頃は電話だったので、一番最初に電話をくれた所に決めました。
OLになれた!
今も忘れない出勤初日
事務の方から「あなたはトンネル課やから、トンネルの社員さんはSさんがコーヒーで砂糖とミルクがスプーン1杯ずつ、Wさんが紅茶でお砂糖スプーン1杯だけで、朝出勤した時と3時にいれてください」と指示が
さすが株式会社!男女差別すげぇ!女子社員が男性社員のお茶いれるんや!
これが私には新鮮で(笑)
美容師は男女は特別関係なく(女子を下に見てる男性スタッフもたくさんいますが)女性スタッフが男性スタッフにお茶をいれてあげるなんて、お前何様?!状態ですが、会社ではまだまだ女性差別が大きく、特に社長や課長クラスの方たちが女性を下に見てる感がすごいですね。
今もでしょうけど。
こんな人たちが早く退職して社員が入れ替わらないと、ますます日本は世界から取り残されるでしょうね。
その会社に制服が無かったのは残念でしたが、自分の課の男性社員さんにお茶をいれに給湯室で他の課の女性社員さんたちとペチャクチャ喋るのが楽しかったしTHE OL!って感じがしました。
理想と現実
やっぱり、働いてみないとわからないことなんて、いっぱいあることを学びました。
残業手当
他の課の先輩女性社員の方たちが、「求人票に残業何時間って書いてた?」と聞かれたので「20時間って書いてました」って言うと、「いやいや、んなわけないやん」って返ってきました。
え?
20時間って多い方じゃないの?ウソ?
仕事をし出して、1週間2週間たってくると、その意味がわかりました。
1ヶ月に残業100時間は超えてました。
っていうか、土日祝日の休日出勤も残業とされてたので、合わせると100時間はとっくに超えてました。
設計会社の孫会社ぐらいの会社だったので、あっちの親会社の締め切り、こっちの親会社の締め切り・・・と、いくつも掛け持っている為、毎日が締め切り、そして親会社に図面を持って行くのもほとんど私の仕事で、今日は図面持って行ってそのまま直帰してくれていいからって言われましても、今22時ですけど?ってことも多々ありました。
そしてお給料は残業代50時間まで付きました。
あとは、サービス残業です。
休日出勤も含まれているので、もはや固定給です(笑)
気づけば、今月何日休んだ?3日?2日?の世界でした。
期待のボーナス!!
ボーナスをもらえれば!と期待していましたが、1年目はもらえないとのこと。
まぁ、それはしゃぁないか。
2年目に期待!と思ってたら、2年目に入って会社の業績が悪いのでボーナス無くなりました・・・と。
はぁ?
私、これが欲しくてOL目指したんですけど?
しかも1年目の時はみんなボーナスをもらってるのを横目に来年は!と思ってたのに。
そうです。私はきっとボーナスに縁がない人生なんだと悟りました(笑)
美容師ってラクな仕事なのかも
2年目で働いてるときに徐々に美容師ってラクな仕事なんじゃないかと思ってきました。
美容師だったら、お客さんが帰れば営業は終わりだし、休日出勤なんて一切無かった。
1ヶ月2日か3日の休みなんて、一度も無かった。
アレ?美容師の方がラクなんじゃない?
と思うようになりました。
OLさんの良いところは、お昼ご飯がお昼の時間に食べれること、年に1回昇給があること、夏休みと年末年始の休みがちょっと長いこと、休みが無いのでお金がどんどん貯まって休みの日に好きなブランドのショップでお金を使うこと・・・とこれぐらいでしょうか。
これじゃぁ、遊びにも行けないし飲みにも行けない
まだ実家暮らしだったので、家には寝に帰るだけ。
やっぱり私には美容師の方が良さそうだわと思い、退社し美容師に戻りました。
まとめ
転職で全然違う仕事に就いて、やっぱり元の仕事の方がいいと実感しました。
これだけでも大きな報酬だと思うんですよね。
違う仕事に就いて、こっちの方がむいてるかもって思うこともあると思うし、それは畑違いの仕事に就いてみないとわからないと思うんです。
なので、今の仕事に疑問を持ったら、転職は全然アリだと思うんです!
まぁ、私が働いた会社がブラックすぎたのもあるでしょうけど、その当時はブラック企業なんて言葉無かったので、OLさんも大変な仕事なんやって、どんな仕事も大変でみんな頑張って働いてるんやなって気づきました。
決して頑張りすぎないようにお仕事ができればいいなと思います(^^)
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